先日、写真の整理をしていたら懐かしい写真が出てきた。
写真の整理のきっかけとなったのは、友人と見に行った、お台場のホテルメリディアンで開催されている「パリのエスプリ 16人の写真家達の眼差し」である。
この↓写真は、主人の職場の同僚が、当時パリ駐在をしていたころにフランスを訪れ撮影したものである。あえて、ふつうの観光スポットを案内してもらった。エッフェル塔など撮るつもりはなかったのだが、ブロックの上の鳥に目が留まり、これなら!と急いでシャッターを切った。
思えば、OL時代休暇がもったいないからと欧州へは夜行便を使った。朝の満員電車、重いスーツケースを(迷惑とわかっていながら)持って出勤。そして夜、なんかだるいと感じながら飛行機に乗り込んだ。私の隣のシート2人はリクライニングができるのに、私は客室乗務員の後ろの席。30°位しか傾かなかった・・・。だんだん具合が悪くなって来た。
CDGでリムジンの始発を待つ。チェックインまで公園で時間でも潰そうと考えていたのだ。時季は2月、真っ暗。急に取れた休暇と行き先、久しぶりの欧州、すっかりこのことを忘れていたのだった・・・。これが初めてのひとり旅。
季節に加え、具合の悪さには勝てず、エキストラを支払い早目にチェックイン。せっかく夜行便でいったのに、午前中はでかけられず部屋で寝ることとなってしまった。(出発の数日前、東京が大雪で一駅歩いて帰宅。その為の風邪だったのである)
冬のパリは本当に寒い。カメラを出すにも手が凍えた。
今まで、パリは冬にしか訪れたことがない・・